みなさん、こんにちは、こんばんは。
今日、紹介する本は先日、田中秀臣先生のイベントで話を聞いた、井上智洋先生の本で「人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊」です。
タイトルにある通り、人工知能に仕事が奪われて、職に就けるのはたったの1割になってしまい、2030年には雇用が大崩壊するという内容の本・・・というのは大げさで、汎用AIの出現によって産業革命がおこる可能性があるので、いまからいろいろ考えて準備をしておきましょう的な本です。
工業では技術進歩が速く、サービス業では技術進歩が遅い。そのため、工業が占める雇用の割合は減り、サービス業の割合が増えたというのが近年の流れ。なるほどなるほど。
今までは人間が必ず介在するので、技術が進歩しても成長率は頭打ちになるのですが、これが人間が介在しないで、機械だけで済む世界になると、機械を増やすだけで飛躍的に成長するようになってしまう。なるほどなるほど。
けっこうAIによって仕事がなくなるという不安をあおる本が多いのですが、この本はかなり具体的なイメージがしやすくて、とてもよかったです。
個人的には未来は全員、資本家でもいい気がするんだがな・・・。