みなさん、こんにちは、こんばんは。
今日紹介する本は経済学系から、「決め方の経済学」です。
「自分たちは使わないからエレベーターの改修費用は払わない」と主張したマンション1階の住民。それに腹を立てた他の階の住民が結託し、「費用はすべて1階住民が払う」と主張して多数決で可決された。
どうしてこうなった?
多数決は何かを決めるときによく行われる決め方ですが、経済学がその多数決の致命的な欠陥を暴きます。
決め方には多数の方法がある。多数決、決戦投票付き多数決、ボルダルール、スコアリングルール、その他・・・。
決め方によって結果が変わることを解説しながら経済学的に正しい決め方を探る!
大統領選挙の例とかを交えながら、なかなか興味深い本になっています。
そういえば、人狼ゲームは多数決で追放する市民を一人決定しますが、多数決じゃなかったら、結果が変わるでしょうねぇ。決め方を変えるといろいろ面白そうです。
「決め方」の経済学―――「みんなの意見のまとめ方」を科学する
- 作者: 坂井豊貴
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/07/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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