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西の風、猫の目

黒猫のミッツのブログ

「自由」とはなんなのか?

書籍 経済学

みなさん、こんにちは、こんばんは。

久しぶりに図書紹介です。今日紹介する本は経済学者である松尾匡先生の「自由のジレンマを解く」です。

 

内容紹介

人間関係が固定的で、個人の責任とは集団の中で与えられた役割を果たすこととみなされる「武士道型」の社会から、グローバル化によって人間関係が流動的な「商人道」型の社会に移行している現代においては、個人の責任は自らの自由な選択に対して課されるようになる。このような時代にフィットすると思われる思想はリバタリアンの自由至上主義であるが、リバタリアン福祉政策にも景気対策にも公金を使わないことを主張することが多い。これらの政策はいかにして正当化されるのか。また、様々な文化的背景を持つ個々人の「自由」の対立は解決できるのか。かつてマルクスは、文化の相違をもたらす、人間のさまざまな「考え方」による抑圧を批判し、単純労働者による団結・調整により自由は現出すると考えたが・・・・

 

はい、たぶん、ほとんどの人の頭の上に???が浮かんでいるのではないでしょうか(笑)

例えば、イラク拘束事件。危険なところへ行くことを自由だとすると、捕まった人は自己責任となるので、政府は助ける必要がない。逆に危険なところへ日本人が行くことはよくないとするならば、政府は危険なところへ行くことを止めなければならないが、これは、行きたい人の自由を束縛することとなる。

日本は片方で自己責任と自由を主張しながら、片方でなぜ渡航を止めなかったのかという、矛盾した主張が起こっている。これはなぜなのか・・・・?

 

というところから、現代社会の「自由」について書かれた本である。「自由」とはなんなのか?この問いに疑問をもったなら、読んでみてほしい一冊である。

 

自由のジレンマを解く (PHP新書)

自由のジレンマを解く (PHP新書)