西の風、猫の目

黒猫のミッツのブログ

幼年期の終わり

みなさん、こんにちは、こんばんは。

今日は久しぶりに本の紹介。1953年に発表された、アーサー・C・クラークの代表作「幼年期の終わり」。池袋読書会の課題図書。小説とか珍しい。

地球上空に、突如として現れた巨大な宇宙船。オーヴァーロードと呼ばれる異星人は姿を見せることなく人類を統治し、平和で理想的な社会をもたらした。彼らの真の目的とはなにか?。異星人との遭遇によって新たな道を歩み始める人類の姿を哲学的に描いた傑作SF。

小説なので、ネタバレしない程度に感想を書きますが、この作品が1953年に書かれたというのが、やっぱりすごいな~と。ぜんぜん古さを感じないというか、時代がぐるっと1周してきて、いまはまたこのテーマは旬なんじゃないかなぁ。あと、当時は冷戦時代だったので、その時代背景をベースに1章はなりたってたけど、時代背景に合わせて書き直されてます。昔のSFはそういうところも面白いですよね。実際はそういう風に技術は進化しなかったよ!とか(笑)。

そして、やっぱり行きつくところは哲学なんですよねぇ。人類ってなんぞ?。

幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)

幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)