みなさん、こんにちは、こんばんは。
今日は本の紹介。「不登校の子どもへのつながりあう登校支援: 対人関係ゲームを用いたシステムズ・アプローチ」です。
不登校問題の推移と教育相談で行われてきた援助をたどるとともに、子どもが登校したくなる学校づくりで不登校の予防を提唱している本。
対人関係ゲームに僕のアンテナが引っかかって読んでみた本ですが、読みながら、どうして子供は(まぁ、大人も好きだけど・・・)遊びとかゲームが好きなんだろうというのが、ちょっとひっかかった。本書では遊びの効用として、「遊んで「楽しい」というのは人の本能に近い欲求。欲求が満たされることで心が安らかになる。またストレスが解消される」というのを第一にあげているが、この辺は興味深い。
あとは、「日本の子どもにとっていつから学校は行かなければならない場所になったのか」というところも、興味深く、「日本の大人にとっていつから会社はいかなければならない場所になったのか」と、言い換えるとそのまま大人にも当てはまる気がする。
対人ゲームの名前はでてくるけど、具体的なルールが載っていないのがちょっと残念かな。まあ、調べればすぐ出てくるんですが、せっかくだから巻末に付けておいてほしかった。
不登校の子どもへのつながりあう登校支援: 対人関係ゲームを用いたシステムズ・アプローチ
- 作者: 田上不二夫
- 出版社/メーカー: 金子書房
- 発売日: 2017/01/23
- メディア: 単行本
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