みなさん、こんにちは、こんばんは。
横浜銀行と東日本銀行が統合、 コンコルディア・フィナンシャルグループとなるそう。どっから現れた?コンコルディアって感じですが、東日本銀行のネット銀行は、ぜんぜんリアルタイムじゃなくて使いづらかったので、便利になるとありがたいな~と思っている、みっつーです。
今月2冊目の本は昨日イベントに出演されていた古谷経衡さんの本で「戦後イデオロギーは日本人を幸せにしたか」です。
1945年8月14日までの日本、いわゆる戦前と、8月15日以降の日本、いわゆる戦後は連続しており、本来あるはずのない「時代区分」であるということを、様々なデータを用いながら考察している本。
戦争により日本は焼け野原になってしまい、ゼロからのスタートを切ったイメージがあるが、データ的にみると1946年の米の生産指数は104と生き残っていたことがわかる。また、当時は65%が農村地帯に住んでおり空襲被害を受けていない。東京は空襲により30%の建物が損壊してるが、原爆投下があった広島でさえ5%に満たない。都市別にみても、京都は被害があまりなく、金沢に至っては1回も空襲を受けていない。
また、日本海軍はまともに戦える戦艦が1隻も残っていないのに比べ、日本陸軍は5百万人以上存在しており、そうとうの軍事力を保持していたといえる。
本土決戦を回避した結果、日本はゼロにならず、これが戦争のダメージを急速に回復できた一因となっている。
なかなか、こういった切り口で戦争を分析した本がないので、とても参考になった。
結局、戦争について本当にあった事実をきちんと教えないまま(これはこれで難しいわけですが・・・)ずっときてしまっているところに問題があると思うんですよねえ。ちゃんと歴史を分析することが大切だと思う。そういう意味でもこういう本が出てくるようなったことはよいことじゃないかな。
ところで、もし、日本が本土決戦をしていたら・・・という架空の話は「あ・じゃ・ぱん!」を読むと面白いらしいので、こんど読んでみようと思った、みっつーなのでした。