西の風、猫の目

黒猫のミッツのブログ

インテリジェンス―国家・組織は情報をいかに扱うべきか

みなさん、こんにちは、こんばんは。

昨日、布団に入っても目がパッチリで、なんでだろう・・・って考えてみたところ、23時ぐらいにコーヒーを飲んだのが怪しいと思っているみっつーです。

今年5冊目の本です。元旦にたてた計画の1つ、インテリジェンスを勉強する・・・といっても、本格的に勉強するわけではなく、かじる程度ですが・・・(^^;。今日紹介する本はそのインテリジェンスの入門書とも言われている本です。

まず、そもそも「インテリジェンス」とはなにか?「intelligence」を英和辞典で調べると「知能」とか「理解力」と書かれていますが、本書ではインテリジェンスを「国益のために収集、分析、評価された、外交・安全保障政策における判断のための情報」と定義しています。スパイ活動だけではありませんが、そういった活動等で情報を集めそれを分析したものです。

日本は得にこのインテリジェンスという概念がない・・・といわれており、最近注目を浴びているようなのですが、そうかな?。日本の政府もけっこう情報を収集して分析していると思う。ただ、学術的にあまり積極的に大学とかで教えている分野ではないので、そういう意味では遅れているのかも。

インテリジェンスの難しいところは、ソ連情勢の専門家であった外交官ジョージ・ケナンが晩年、「冷戦時代、世界中からソ連の機密情報を集めなければならないという風潮が蔓延していた。しかし、敢えて言えば、我々が必要とした情報の95%は、アメリカ国内の図書館や文書館で公開されている情報をきちんと精査すれば得られたものなのだ」といっているように、苦労したわりに、大した情報じゃないことが多々。しかも、情報をどう捉えてどう分析するかの明確な答えがない。そういう意味ではこれから研究しがいのある分野かも。

2012年発行の本で、若干古い(2年前で若干古い感じがするのも、インテリジェンスならではな感じはしますが・・・)感じがしましたが、もう少し深く知りたいと思っている、みっつーなのでした。

インテリジェンス―国家・組織は情報をいかに扱うべきか (ちくま学芸文庫)

インテリジェンス―国家・組織は情報をいかに扱うべきか (ちくま学芸文庫)