西の風、猫の目

黒猫のミッツのブログ

“まやかしの株式上場"で国民を欺く 日本郵政という大罪

みなさん、こんにちは、こんばんは。

年明け早々、世界同時株安で、あらあら、まあまあという感じでずいぶんと下がった株価を眺めている、みっつーです。かんぼ生命はえらい下がりましたな。

ということで、今日、紹介する本は高橋洋一先生の本で「“まやかしの株式上場"で国民を欺く 日本郵政という大罪」です。

高橋先生は小泉内閣ではブレーンとして活躍された方で、郵政民営化の制度設計を実際に行った方。その高橋先生が今の郵政民営化の問題について切り込んだ本。

思えば、恥ずかしながら小泉さんが郵政民営化を実現したときは、政治にほとんど興味がなく、NTTもJRも民営化したのだから、郵便局も民営化しないといけないんだろう程度にしか考えてなかった。この本を読んでやっと郵政民営化がなぜ必要だったのかを理解しました。

ゆうちょ銀行は海外支店が1店舗も存在しない、郵便は毎年3%~4%のペースで減少している、切手の発行額が把握されていなかったため債務額がわからない、などの数多くの問題や、郵政民営化の時の政治に実情がいろいろ書かれていています。

他にも、親子上場は日本だけとか(たしかに親子上場って変ですよね)、官僚組織はサービス残業が当たり前とか、興味深いことがいろいろ書かれていますので、日本郵政上場を機に郵政民営化について詳しく知りたい人にはお薦めです。

 

“まやかしの株式上場

“まやかしの株式上場"で国民を欺く 日本郵政という大罪