上念先生の新刊。発売日が10月22日なので、書店に並ぶのはもう少し先とのことですが、先行で買えたので、読んでみました。
内容は、メディアにはびこるウソを完全論破!2011年に発売されたベストセラーを、その後の安部政権の誕生など情勢の変化を踏まえ、書き下ろし原稿を加えて全面改訂した完全版となっています。
いかに、メディアにウソがはびこっているかということと、どうしたら、そのウソを見抜けるか。また、歴史的にこれまでどうやってメディアのウソは利用されてきたかについて検証しています。
第3章に、「火垂るの墓」みたいな反戦映画が嫌いです。もう負けが確定して悲惨な目にあっている1945年ごろのことより、無謀にも対米改正に踏み切った1940年ごろに何が起こったのかを明らかにすべきだと思う、とあるのですが、確かになぜ起こってしまったかの方が、反省する面でも重要ですね。妙に納得したのでありました。